2023年9月27日
まずは最初の一歩から!JNEC3級のご紹介
今回は、公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(通称JNEC)が主催する「ネイリスト技能検定試験3級(JNEC3級)」についてご紹介します。
ネイルの検定試験の中でも、一番最初に受験するJNEC3級試験。
その試験内容と習得できる技術について紹介していきます。
JNEC3級の試験内容
試験時間:65分(実技)/30分(筆記)
合格基準:実技試験 38点以上(50点満点) 筆記試験80点以上(100点満点)
<実技試験内容>
・ネイルケア:爪の長さや形、爪周りの皮膚(角質)を整えること。
・カラーリング:マニキュアをベースコート、カラー、トップコートまで10本の爪に塗ること。
・フラットアート:アクリル絵の具を用いて爪の上にアートを施すこと。
となっております。
これらを、65分間で仕上げるのが3級の試験内容となります。
試験時間内に上手に仕上げることはもちろん大切ですが、3級は「正しい技術や知識を理解している」という部分が重要視されます。
仕上がりがキレイでも、道具を正しく使えていなかったり、危険な動かし方をしていたり、衛生的ではないセッティングをしている場合は減点されることもありますので、しっかりとトレーニングをして正しい技術を身につけましょう。
3級取得までの流れ
「JNEC3級試験に挑戦したい!!」と決意してから、実際に3級を取得するまでの流れをご紹介します。
①3級受験を決意 → ②受験申込み → ③受験票到着 → ④試験当日 → ⑤合否通知 → ⑥合格証書
という流れで3級取得は進みます。
①3級受験を決意
JNEC3級受験を決意したら、まずは受験時期を決めましょう。
JNEC3級の開催月は、1月、4月、7月、10月の年4回、土日に開催されますので必ずスケジュール調整をしてください。
②受験申込み
申し込みはインターネットからのみとなります。
JNECホームページよりお申し込みができますのでご確認ください。
申し込み開始は検定月の2ヶ月前からとなり、期間は1ヶ月間です。
申し込み完了は受験料の支払い後となりますので、期限内に必ずお支払いを済ませてください。
支払い方法はクレジットカードまたはコンビニ決済になります。
【重要】
・申し込み時に「モデル受験」または「モデルハンド受験」のどちらかを選択してください。
後々の変更はできませんのでご注意ください。
・「モデルハンド受験」を選択する場合は、事前にJNEC認定のモデルハンド・チップ・ルースキューティクル、両面テープをご用意の上、お申し込みください。(試験直前に欠品などで購入できなくなる恐れがあるため)
・「モデル受験」を選択する場合は、試験にご協力いただくモデルさんを探し、試験日と練習日の日程調整を行なってください。
③受験票到着
試験前月の下旬ごろに受験票が届きますので、早めに内容を確認しましょう。
受験票には試験会場とタイムスケジュールが記載されていますので、早めに行き方や時間を調べておくことをお勧めします。
また、稀に試験に関わる追加資料が同封されていることがありますので、必ず確認してください。
受験票には証明写真(3cm×2.4cm)が必要となります。6ヶ月以内に撮った証明写真を貼付してください。
その際、スナップ写真やコピー、加工された写真は使用できませんのでご注意ください。
【重要】
・受験票が届かなかった場合や、印字された氏名等に誤りがあった場合は、必ず「問い合わせ期間内」にJNECまでお問い合わせください。
・試験要項の中に「問い合わせ期間」「問い合わせ先」の記載がありますので、必ずご確認ください。
④試験当日
遅刻や忘れ物が無いように、万全の体制で試験に臨んでください。
当日は公共交通機関に遅延が起きていないか早めに確認し、時間に余裕を持って試験会場に向かってください。
【重要】
・試験終了後も、受験票は捨てずに保管してください。
・合否確認のインターネット照会や、万が一再受験になった場合の筆記免除申請に受験番号が必要となります。
⑤合否通知
試験翌月の中旬〜下旬頃に、試験結果が発表されます。
確認方法はインターネット照会または通知書の郵送となり、インターネット照会の場合は受験番号と生年月日が必要となります。
【重要】
・合否通知書が届かない、またはインターネット照会ができない場合は、「問い合わせ期間内」にJNECにお問い合わせください。
・問い合わせ期間を過ぎた場合は、有料発行になりますのでご注意ください。
⑥合格証書
試験日の約2ヶ月後に合格証書が郵送されます。
こちらも、届かなかった場合は「問い合わせ期間内」にJNECまでお問い合わせください。
例えば10月受験だった場合・・・
・8月:申し込み開始
・9月下旬:受験票到着
・10月:検定試験
・11月中旬〜下旬:合否発表
・12月:合格証書到着
という流れとなりますので、遅くとも試験の2ヶ月前には受験に向けてトレーニングを開始することをお勧めします。
合格した場合は、次のJNEC2級試験に進むことができます。
その際、申し込み時に3級の合否通知書、または合格証書に記載されている『合格認定番号』が必要となりますので、無くさないように保管してください。
万が一、不合格だった場合でも筆記試験が合格であれば次回開催される検定試験に限って、「筆記試験免除」を受けることができます。
その場合は、不合格になった回の受験番号が必要となりますので受験票を捨てずに保管しておきましょう。
例えば、7月に受験し不合格(実技:不合格 筆記:合格)だった場合、次回の10月開催の試験では筆記免除が受けられます。その際、7月受験のときの受験番号が必要となります。
検定試験のスケジュールや、詳しい進め方のご相談はネイルスクールtriciaにお問い合わせください。
JNEC3級の合格率
3級受験にチャレンジしよう!と思った時に、どうしても気になるのは合格率ではないでしょうか。
JNECでは検定試験の度に、受験者数と合格率がホームページで公表されます。
例えば、2023年夏期検定試験(7月実施)の場合・・・
JNEC公表3級合格率(全国):79.5%
ネイルスクールtricia3級合格率:100%
JNEC3級の試験は初心者が受験するものですので合格率は高めですが、それでも不合格になってしまう方はいらっしゃいます。
しかし、ネイルスクールtriciaは検定対策を技術面だけでなく持ち物や当日までの練習方法まで、細かくサポートしているため、合格率100%を維持し続けています。
もちろん、生徒さんの頑張りがあってこその結果ですが、検定試験を熟知した認定講師が多数在籍しておりますので、安心して試験に挑戦できる環境を整えております。
受験に不安がある方は、ぜひネイルスクールtriciaにご相談ください。
JNEC3級試験内容とサロンワーク技術のつながり
現在のネイルサロンで主流となっているのはジェルネイルです。
JNEC3級の試験内容はネイルケアとマニキュアなので、実際のサロンワークには必要ない技術なのでは?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに全然違う技術のように思えますが、プロのネイリスト目線から言うと、その考えは正しくありません。
何事も基礎が大切
どんな分野にも『基礎』というものがあります。
例えば、お料理だと野菜の切り方や、調味料の測り方。
野菜も調理方法に合わせた切り方をしなければ素材の良さを活かせませんし、調味料の測り方も、大さじ小さじの使い分けができなければ、「美味しい」とは程遠い味付けになってしまうでしょう。
ネイルもそれと同じことが言えます。
ジェルネイルやアート技法も大切なネイルの技術ですが、それを支えるのはJNEC3級で学ぶ基礎技術になります。
3級で身につける、指や爪の正しい扱い方、器具を扱うときの支え方や力加減、カラーリングするときのハケ圧や筆の動かし方。
そういった細かい部分こそ、サロンワークの根底にある一番大切な技術なのです。
どんなに可愛いデザインでも、色ムラだらけのカラーリングでは魅力は半減されますし、ネイルケアができていなければ、すぐに爪から剥がれてしまいます。
基礎技術があるからこそ、可愛いデザインはより魅力的なものになりますし、持ちが良いネイルができるからこそ、人気ネイリストにもなれるのです。
JNEC3級で習得した技術は、この先のサロンワークを支える土台となる技術なのです。
ここまでJNEC3級のご紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでも皆さんの参考になっていれば幸いです。
検定受験にチャレンジしてみたい、相談してみたい方はぜひ、ネイルスクールtriciaにお問い合わせください。
皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。
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