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JNA認定講師

JNA認定講師試験の受験・取得までについて説明いたします。

JNA認定講師とは

ネイルの普及と発展を目的としたJNAの活動(イベント実行委員、検定試験の試験官、コンテストの審査員、各セミナー等)の根幹を支えているメンバーのことです。
毎年実施されるJNA認定講師試験に合格することにより、正式な日本ネイリスト協会の講師会のメンバーとして活動する資格が与えられます。

JNA認定講師組織

認定講師資格を取得すると、JNA講師会組織での活動が可能となります。
ここでは、組織内での役割について説明しています。
名誉本部認定講師
講師会役員に助言を与え、活動を支援する役目を担っています。(講師会および協会に対する貢献が顕著な者から理事会が選任。)
常任本部認定講師
講師会の中枢として講師会運営に寄与するとともに、JNAの発展に尽力しています。(本部認定講師の中から選出。)
常任本部認定講師の一部がGME(※1)とMEリーダー(※2)も担っています。
※1 GME《グランド・マスターエデュケーター》・・・講師会活動において長年の指導貢献がある講師。後進育成の役割を持つ。
※2 MEリーダー《マスターエデュケーターリーダー》・・・認定講師に対する教育及び指導を行う役割を持つ。
本部認定講師
協会行事への積極的な参加により、JNAの活動を支えるとともに、JNA認定校などでネイリストの育成に努めています。(認定講師の中から選出。)
本部認定講師の一部がME(※3)も担っています。
※3 ME《マスターエデュケーター》・・・認定講師に対する教育及び指導を行う役割を持つ。
認定講師
ネイルの普及と発展の為、JNAのイベント活動の運用を担当し貢献しています。(認定講師試験合格後はこの資格からスタートになります。)
活動経験の実績により、本部認定講師に選出される可能性があります。

認定講師資格取得のメリット

JNA認定講師資格を取得すると下記のメリットがあります。

  • ・JNAの活動に参加する事により、ネイリストとして活躍の場を広げることができます。
  • ・試験官や指導者を経験する事により、指導力とスキルの向上が目指せます。
  • ・資格の取得により高い技術力を証明することが出来ます。(独立する際の強みになる可能性も大)
  • ・資格の取得によりサロンでの勤務条件で優遇される可能性があります。(給与、時間待遇等)
  • ・ネイリストとしてだけでなく、スクールやセミナー講師としても活躍できる可能性があります。

JNA認定講師受験資格

認定講師試験を受験する為には「受験申し込み」の時点で、下記条件を全て満たす必要があります。

  • ・JNECネイリスト技能検定1級の合格認定日(ディプロマに記載された日)より1年以上経過している方。
  • ・プロネイリストとして実務経験を有する方。
  • ・JNAの個人正会員の方。
    (個人一般会員は対象外です。※受験申込みと同時に入会手続きを行うことはできません。
  • 受験当日までに満二十歳以上の方。
  • ・協会の発展の為に尽力できる方。
  • JNA認定校を卒業している方。
    (JNA認定校以外で学ばれた方は、JNA認定校「ネイル専門学科」に於いて、ネイルケア及び、ネイルイクステンションの実技時間を計20時間以上有するカリキュラムを受験手続前までに修了していることが条件となります。)
  • ・「ネイルサロン衛生管理士」の資格を取得している方。
  • ・「JNAジェルネイル技能検定試験上級」の資格を取得している方。
  • ・「JNAフットケア理論検定試験」の資格を取得している方。
  • ・「勉強会」と「授与式」に必ず出席できる方。
  • ・どのような場面でも日本語による十分なコミュニケーション能力がある方
  • ・過去3年の間にJNA主催の全日本ネイリスト選手権(地区大会を含む)「プロフェッショナル部門ネイルケア又はフレンチスカルプチュア」に出場していること。
  • ネイルサロン衛生管理士とは

JNA認定講師試験内容

JNA認定講師試験では、実技試験、筆記試験、面接試験が行われます。

《筆記試験》
JNAの各種活動内容について/JNA認定講師や組織について/等の知識。「JNA Guide Book」から中心に出題されます。
《実技試験》※第39期試験(2018年3月予定)より実技試験の内容が一部を変更になりますのでご注意ください
<一次試験>ネイルケア10本/ナチュラルフレンチルックカラーリング5本/フレンチスカルプチュア3本(親指・人差指・中指)+デザインスカルプチュア1本(薬指)+フレンチチップ&オーバーレイ1本(小指)
<二次試験※トレーニングハンド使用>フレンチスカルプチュア1本(人差指)+デザインスカルプチュア1本(中指)+フレンチチップオーバーレイ1本(薬指)

認定講師試験は難易度が非常に高く、合格率は平均10~20%となっています。
今まで取得してきたJNECネイリスト技能検定やJNAジェルネイル検定よりも遥かに高い完成度の施術が求められる為、JNECネイリスト技能検定1級受験やJNAジェルネイル技能検定上級受験時よりも更に十分な練習時間の確保やセミナーへの積極的参加、十分な準備を行うことをお奨めします。

ネイルスクールtriciaでは・・
フレンチスカルプチュア/フレンチネイルケア/模擬試験を中心としたカリキュラムの認定講師・コンテスト対策コースをご用意しています。(サロンワークと両立しやすいフリータイム制です)
詳しくは、「nailschool triciaHP」「資料請求」「パンフレットダウンロード」よりご確認いただけます。 また、ご質問につきましてはLINEからのお問い合わせも可能ですので、お気軽にどうぞ。
【ネイルスクールtricia(公式LINE)】

認定講師に向いている人とは

ネイルが好きな方や技術に長けている方、根気良く練習が出来る方、人に教えるのが得意な方など、技術的・知識的面から認定講師に向いている方は沢山いらっしゃいます。しかし、それら技術面・知識面だけでなく「認定講師としての志」を大切に出来る方が本当に向いている方といえます。

・講師として、正しい知識と技術を得るための努力を惜しまず、それを他のネイリストや生徒の方々に伝える事ができる方。
・ネイルの普及と発展を願い、認定講師活動を通して積極的に貢献出来る方。

認定講師資格取得を目指す目的は人それぞれ、「将来のために資格が欲しい」「ネイルの先生になりたい」「ネイルの技術を極めたい」など、様々な理由があります。もちろん目的・目標の為に認定講師資格を取得することは良いことであり、受験を考える多くのネイリストのきっかけとなります。
しかし、試験に合格し認定講師となると、自身の時間を割いてJNAの活動へ貢献することやネイリスト全体の規範となることが求められる為、「自身の目標の為だけ」やメリットを考えて取得してしまうと後に後悔する可能性もあります。
認定講師試験の受験を申し込む際には、取得後のネイリストとしての在り方をよく考え、受験することをお奨めします。

試験までの練習について

ここでは、ネイルスクールtricia講師(JNA本部認定講師)の試験までの練習時間と練習法をご紹介します。

時期:認定講師試験に向けて半年以上前からをトレーニングを開始。
環境:ネイルサロンに勤めながら試験を目指していました。
練習時間:1日の時間は決めていたわけではありませんが、毎日練習を続けることを心掛けて練習していました。
(練習時間があまり取れない時でも「スカルプチュア1本だけ」「カラーリング1本だけ」と目標を決めて行っていました。)

《1週間のスケジュール例》
月:開店前サロンで練習サロンワーク閉店後サロンで練習(練習用ハンドを使用)
火:公休日。自宅で練習
(午前にモデルAさん、午後にモデルBさんなど、2名のモデルさんに協力依頼。時間を2つに区切り練習)
水:開店前サロンで練習サロンワーク閉店後サロンで練習(サロンスタッフにモデル協力依頼)
木:公休日。自宅で練習(午前は練習用ハンド使用、午後にモデルCさんに協力依頼。)
金:開店前サロンで練習サロンワーク閉店後サロンで練習(練習用ハンドを使用)
土:サロンワーク閉店後サロンで練習(本番モデルさんに協力依頼。)
日:サロンワーク閉店後サロンで練習(モデルAさんに協力依頼。)

毎回本番モデルさんにご協力いただくと、モデルさんへの負担も大きいので、2~3名ほど練習に付き合ってもらえる方を探し、その都度、予定の合う方に協力をお願いしていました。
モデルさんがいないときは練習用のハンドを使用し、できるだけ毎日続けるようにしていました。

試験練習で気をつけるポイント

1.モチベーションを維持するための工夫をする
長い期間の試験練習だけ行うと「高いモチベーション」がどうしても保てなくなります。そのため、モチベーションを維持するための変化や工夫が必要となります。
入念な反復練習を続けることは合格する為に大切なことですが、途中の目標を設定して練習に変化を加えることで、効率の良い練習の継続や万全の状態で試験に望める可能性が高まります。
《tricia講師の場合》
モチベーション維持を目的として、ネイルEXPOの全日本ネイリスト選手権(プロフェッショナル部門)で入賞することを目指して出場しました。ネイルEXPOを選んだ理由の1つとしては、競技内容が認定講師試験の内容と類似しており、練習内容に共通するものがあったからです。また、ネイルEXPOの開催時期が認定講師試験の約4ヶ月前にあることも選んだ理由の一つです。コンテストで学んだこと、新たに発見した弱点を試験本番までに徹底的に直すようにしました。コンテスト出場という新たな目標を設定することで、毎回の練習に緊張感を持って集中する事や入賞を狙えるレベルまで技術を上げる事、短時間で仕上げる時間配分に慣れる事を意識して練習に取り組めました。コンテスト当日に照準を合わせることで、仕上がりの完成度とスピードを上げることにも結びつき、とても良い経験となりました。

2.モデル選びを大切にする
他の試験時も同様ですが「本番モデルを探す・選ぶこと」は、とても重要であり、苦労するポイントといえます。
本番モデルの爪のかたちや状態はもちろん、本番モデルとの試験シュミレーション練習回数は試験当日の仕上がりに大きく影響します。非常に難易度の高いJNA認定講師試験で自身の最上級の仕上がりができる「理想のモデル」を見つけられるよう、早い時期から探すこと・なるべく妥協せず慎重に選べるように心掛けることが大切です。
《tricia講師の場合》
理想を上げればキリがないのですが、手と爪が綺麗な事、爪の大きさが程よい事(大きすぎず、小すぎず)、練習に協力的である事、自分との相性が良い事などを条件として探しました。その為、本番モデル探しはとても苦労しました。
私の場合は、勤務先ネイルサロンが募っていた「自店HPのハンドモデル」に応募してくださった方にお願いする事ができました。
爪のかたちや相性の良さが理想的だっただけでなく、練習に協力的なモデルさんをみつけられた事で、万全な状態で試験に臨むことができたことを今でも感謝しています。

認定講師資格を取得して良かった事

ネイリスト ネイルスクールtricia講師(JNA本部認定講師)の声
認定講師になる少し前からネイルスクールで講師の仕事を始めていました。
その時も自分なりに精一杯やっていたのですが、正直なところ、いまいち自分が生徒さんに教えている 内容に自信が持てなかった部分がありました。 認定講師になって、勉強会に参加したり検定試験の運営や試験官としての経験を積んだ事で、知識が深まり、講師のとしての自覚も責任感も感じるようになったため、以前よりも自信を持って生徒さんと向き合えるようになったと思います。
生徒さんがどんどん成長し、検定試験に合格して喜んでいる姿をみると、自分の事にように嬉しく思います。
認定講師のトレーニングは確かに大変で苦しかった事もありますが、今、頑張っている生徒さん達の支えになれているのであれば、大変な思いをしてでも認定講師になって良かったと思います。
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