トップネイリスト必須!JNEC1級のご紹介

2023年12月4日

トップネイリスト必須!JNEC1級のご紹介

今回は、公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(通称JNEC)が主催する「ネイリスト技能検定試験1級(JNEC1級)」についてご紹介します。

JNEC1級の技術を学ぶことで爪の形を立体的に捉え、細かい歪みを見極める力を育てることができます。その歪みを修正することが、理想的な美しい爪のフォルムを実現させるために重要なポイントとなるため、トップネイリストとしては必要不可欠な技術になります。

また、サロン就職を目指す場合JNEC1級を持っていると選べるサロンの幅が広がり、より高い顧客単価のサロンを目指すことができます。

ネイリストにとって顧客単価は自分の収入に直結します。

顧客単価が低い設定のネイルサロンは時短に特化している場合が多く、顧客単価が高い設定のネイルサロンは時短だけでなく技術力と高いポスピタリティを求められる場合が多いです。

技術力も接客力もより高レベルのネイリストを目指す方にとって、JNEC1級は必須の資格と言えるのです。

JNEC1級の試験内容

試験時間 実技試験150分/筆記試験40分

合格基準:実技試験 38点以上(50点満点) 筆記試験80点以上(100点満点)

実技試験内容

・スカルプチュア(5本):爪の土台となるネイルフォームというシールを用いて、アクリル用材で人工的に爪の形を作る。

・チップ&オーバーレイ(2本):爪にハーフチップを装着し、アクリル用材で人工的に爪の形を作る。

・ミックスメディアアート(1本):立体的な3Dアートをメインとして、エンボスアートやフラットアートを組み合わせたもの。  

試験時間は150分となり、時間内に上記内容を仕上げるものになります。

JNEC1級の試験内容は、3級、2級の内容(ネイルケア・カラーリング等)とは異なり、イクステンション技術(人工爪による長さ出し)がメインとなり、アクリル用材を使用し2種類の技法でイクステンションを施すものとなっております。

JNEC1級は最上位級であり難易度も高くなっているため、受験する際は出来るだけ早めにトレーニングを開始することをオススメしています。

筆記試験の内容

筆記試験の出題範囲は、ネイルの歴史/衛生と消毒/化粧品学(材料・内容成分・効果等)/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケアの手順/イクステンションの手順/その他実践的施術全般/プロフェッショナリズム など

となります。

勉強方法は3級や2級と同様に、『JNEC公式問題集』を解くことをオススメします。

それだけでは心配な方は、JNAテクニカルシステムベーシック(JNA発行の教科書)を読んでおくと、より安心です。

1級取得までの流れ

「JNEC1級試験に挑戦したい!!」と決意してから、実際に1級を取得するまでの流れをご紹介します。

①1級受験を決意 → ②受験申込み → ③受験票到着 → ④試験当日 → ⑤合否通知 → ⑥合格証書

という流れで1級取得は進みます。

①1級受験を決意

JNEC1級受験を決意したら、まずは受験時期を決めましょう。

JNEC1級の開催月は、4月、10月の年2回、土日に開催されますので必ずスケジュール調整をしてください。

②受験申込み

申し込みはインターネットからのみとなります。

JNECホームページよりお申し込みができますのでご確認ください。

申し込み開始は検定月の2ヶ月前からとなり、期間は1ヶ月間です。

申し込み完了は受験料の支払い後となりますので、期限内に必ずお支払いを済ませてください。

支払い方法はクレジットカードまたはコンビニ決済になります。

申し込みの際に『JNEC2級の合格認定番号』が必要となります。合格証書に記載がありますので、予めご用意ください。

【重要】

・申し込み時に「モデル受験」または「モデルハンド受験」のどちらかを選択してください。 後々の変更はできませんのでご注意ください。

・「モデルハンド受験」を選択する場合は、事前にJNEC認定のモデルハンド・チップ・両面テープをご用意の上、お申し込みください。(試験直前に欠品などで購入できなくなる恐れがあるため)

・「モデル受験」を選択する場合は、試験にご協力いただくモデルさんを探し、試験日と練習日の日程調整を行なってください。

③受験票到着

試験前月の下旬ごろに受験票が届きますので、早めに内容を確認しましょう。

受験票には試験会場とタイムスケジュールが記載されていますので、早めに行き方や時間を調べておくことをお勧めします。

また、稀に試験に関わる追加資料が同封されていることがありますので、必ず確認してください。

受験票には証明写真(3cm×2.4cm)が必要となります。6ヶ月以内に撮った証明写真を貼付してください。

その際、スナップ写真やコピー、加工された写真は使用できませんのでご注意ください。

【重要】

・受験票が届かなかった場合や、印字された氏名等に誤りがあった場合は、必ず「問い合わせ期間内」にJNECまでお問い合わせください。

・試験要項の中に「問い合わせ期間」「問い合わせ先」の記載がありますので、必ずご確認ください。

④試験当日

遅刻や忘れ物が無いように、万全の体制で試験に臨んでください。

当日は公共交通機関に遅延が起きていないか早めに確認し、時間に余裕を持って試験会場に向かってください。

【重要】

・試験終了後も、受験票は捨てずに保管してください。

・合否確認のインターネット照会や、万が一再受験になった場合の筆記免除申請に受験番号が必要となります。

⑤合否通知

試験翌月の中旬〜下旬頃に、試験結果が発表されます。

確認方法はインターネット照会または通知書の郵送となり、インターネット照会の場合は受験番号と生年月日が必要となります。

【重要】

・合否通知書が届かない、またはインターネット照会ができない場合は、「問い合わせ期間内」にJNECにお問い合わせください。

・問い合わせ期間を過ぎた場合は、有料発行になりますのでご注意ください。

⑥合格証書

試験日の約2ヶ月後に合格証書が郵送されます。

こちらも、届かなかった場合は「問い合わせ期間内」にJNECまでお問い合わせください。

例えば10月受験だった場合・・・

・8月:申し込み開始

・9月下旬:受験票到着

・10月:検定試験

・11月中旬〜下旬:合否発表

・12月:合格証書到着

という流れとなります。

JNEC1級は難易度が高く、アクリル用材という特殊な材料を扱い慣れることがポイントとなります。

そのため、4〜6ヶ月前には受験に向けてトレーニングを開始することをお勧めします。

JNEC1級は最上位級であり他の級と比べると合格率が低いため、初受験で合格するのはとても難しく、2回、3回と受験する方が「普通」と言えます。

万が一、不合格だった場合でも筆記試験が合格であれば次回開催される検定試験に限って、「筆記試験免除」を受けることができますので、怖がらずにどんどん挑戦してみてください。

ちなみに、JNEC1級は、JNA認定講師試験の受験資格の1つになっているため、将来的に講師になりたい方にとっては必須資格になります。

JNA認定講師試験はJNEC1級の他にも必要な受験資格がありますので、実際に受験する際には試験要項をしっかりとご確認ください。

検定試験のスケジュールや、詳しい進め方のご相談はネイルスクールtriciaにお問い合わせください。

ネイルスクールtriciaへのお問い合わせはこちらから。

JNEC1級の合格率

これまでJNEC1級は難易度が高いと伝えてきましたが、実際の合格率がどのようになっているのかご紹介します。

JNECでは検定試験の度に各級の受験者数と合格率を公表しているため、いつでもJNECホームページから確認することができます。

例えば、2023年10月実施の結果は・・・

JNEC公表1級合格率(全国):52.1%

(JNECホームページより引用)

ネイルスクールtricia1級合格率:78.9%

2023年10月実施の試験では全国の合格率が50%台ですが、これまでの累計合格率は、

JNEC公表1級合格率(これまでの累計):39.2%

(JNECホームページより引用)

となります。

それに対してネイルスクールtriciaでは毎回80%前後の高い合格率をキープしています。

これは講師が毎回試行錯誤しながら、生徒さん一人ひとりに合わせた指導方法を考え、講師間で情報共有しながらサポートする体制ができていることが大きく影響していると考えられます。

また、本番試験さながらの模擬試験を実施し、持ち物から手順まで細かくチェックしているため、技術面以外で減点されないよう徹底した対策を行っていることも、この結果に繋がっています。

ネイルスクールtriciaでは生徒さんだけが頑張るのではなく、講師やスタッフも「一緒に頑張る、応援する」という環境を作り、常に生徒さんの味方でいることを大切にしています。

一人で受験するのに不安を感じている方、私たちと一緒に頑張りたいと思っていただける方は、ぜひ一度ネイルスクールtriciaにご相談ください。

ネイルスクールtriciaへのご相談はこちらから。

JNEC1級の試験内容とサロンワークの繋がり

現在のサロンワークの主流はジェルネイルになりますので、1級課題であるアクリル用材のイクステンションとはかけ離れた技術のように感じるかもしれません。

しかし、イクステンションネイルをメインメニューにしているサロンではアクリル用材を使用している場合が多く、爪の理想的な形を追及したり、ロングネイルを求めるお客様にとってはアクリル素材の方が施術に向いていると言えます。

また、サロンワークではリペアテクニックが必要となります。

リペアテクニックとは爪のお直し(亀裂の修正など)の事になりますが、この技術にアクリル用材を使用する場合が多くあります。

それだけでなく、最近ネイルサロンでよく聞く「フォルム形成」(=爪表面の形を美しく作る)をする場合は、1級で培った技術が特に生きてきます。

1級の試験では「美しい爪の形を作る」ことが求められます。

そのためには”爪の形を立体的に捉えて歪みを修正する”という技術が必要となるため、トレーニングを続けることで細かい歪みに気づけるように「目」が鍛えられます。

この「歪みに気づき修正する」という技術こそ「フォルム形成」の一番のポイントと言えるのです。

 

さらに、可愛いアートを作る技術はもちろん大切ですが、そのアートの完成度が低かったときお客様は喜んでくれるでしょうか?・・・きっと残念に思うでしょう。

アートの完成度を上げるためにも、デザインの「歪みに気づき修正する」技術が必要となるのです。

 

そのため、1級の技術はジェルネイルとはかけ離れていて一見関係ないように思えますが、1級のトレーニングを経て身についた技術力は、その後のサロンワークでとても重要なものとなります。

検定試験を受験するかどうかは皆様のお考え次第ですが、その試験内容には今後のサロンワークを支える大事な要素が沢山含まれているのは確かです。

その大切さをネイルスクールtriciaの講師たちは、自分たちの経験から痛感しているため、生徒の皆さんが将来、お客様から選ばれるネイリストになるためには必要な技術だと考えています。

 

ネイルの技術は幅広く奥が深いものです。

今後もどんどん進化していくでしょうが、それを支えるのはいつでも基礎技術であることを心の片隅に覚えておいていただきたいと思っております。

  

以上がJNEC1級のご紹介となります。

少しでも皆様の参考になっていれば幸いです。

検定試験に関して、またそれ以外でもご相談がある方は、ネイルスクールtriciaにお声がけください。

ネイルスクールtriciaへのお問い合わせはこちらから。

 

 

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